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君と 私は


まわっても 限りない

まるい 世界


君と 私は

日夜を ともにする

ふた つの 時計針


君が 長いなら

私は 短く

君が 短いなら

私は 長く



愛で 釘 さしたなら

戻すこと でき ないな


互いを ささえあう 円 なかで

光に 向かって 眼 あける

宿命の 伴侶


一瞬でさえ

休む 暇が ない

君と 私は


永遠を チクタクとする 

ふた つの 時計針



2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも


ブランコのり


愛は

ブランコのり


あなたと 一緒に

風に のって


とおくとおく 進みゆく

この世の たえまない 身振り


歩か ないで 走っても

愛は いつも

足りない 時間


もっと 高く

飛び たいよ


波たつ 恋しさ

足を 踏みならしたら


胸に 染まりくる

痛い 空 いろ


あなた



2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも


海鳥


この 大地の どの 場所

だれにも 心 寄せる こと できず

海へ きた のか


多 すぎる ものごと 見 たく なくて

聞き たく なくて

ここまで きた のか


多 すぎる 言葉を

喋り たく なくて

ひとりで きた のか


ああ どうやって 説明しよう

だれにも 見つから ない

この 小さい 胸の 炎


水 うえに とまって

静かに 冷まし たくて

海へ きた のか


若布のように みずみずしい 哀しみ

波に 流しながら 生きて いたくて

海へ きた のか



2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも


今日は 私が 半月で 浮かんでも


手 冷たい 木の 枝 先に

ひとりで 腰かける 風 のような

命の 色彩


あなたの いない 空 うえに

今日は 私が 半月で 浮かんでも

満ちていく 光


雲に 隠れても

笑み 絶や さず

妹のように やわらかい 月光に なる


葉が ひとつ 残ら ず

私の 庭には 風が 冷たく

心には 火が つく 冬の日


光が あるから

ひとりでも

豊かである


清く 高く 生きる すべを

光で 波打っている

冬 半月だ



2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも


春 便り


真白い たんぽぽの 種 なかに

風で 隠れて いておいで


名前 ない 草むらから

小さく咳こむ 野花で いておいで


雪に 覆われた 川 底を

流れる 水で いておいで


くちばし 美しく 薄緑色 山鳥の

歌と 一緒に いておいで


毎年 私の 胸に

見え ずに 生きながらえる 春


チンダルレ つぼみのように

痛く 腫れ上がる 恋しさ


言葉なく 破裂して

私に おいで

 


2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも





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