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このホテルも例に漏れずレンガ造であるが、特に寒いとか暑いとかいうこともない。ちなみにボゴタは標高2600m。元気よく出発。バスを乗り継いでコロンビア大学に到着。ボゴタのバスシステムは路線図がビジュアル的にわかりやすく掲示されているので、非常につかいやすい。乗り換えも想像力でたどり着ける程度の複雑さである。通勤通学の人々でバス停は人であふれかえっている。大学に入る。キャンパス内は平和な雰囲気。模型を持っている学生の後をおって、建築学部到着。非常に光の取り込み方など工夫されている建物で、心地よい、が、これもレンガ造。横山が学生を捕まえて案内してもらうことに。目的はロヘリオ・サルモナが作った図書館。すぐに到着したが、もうこれがアプローチから名作の匂いがぷんぷんする様相。見たことの無い建築とはこのことをいうのか。写真を見ていないと感動が大きい、とはこのことをいうのか。やはりレンガ造なのだが、色がクリームで、緑の芝生の上に立つ姿はもうたまらなく色彩中枢を刺激する。中庭周囲に外部空間がかなり多くとられていて、風が通り抜けて気持ちいい。人もそこに沢山あつまっている。大きすぎたり小さすぎたりする場所が無く、スケールが全く破綻していない。照明はほとんど取り付けられていない。板張りのお寺の中の感じと少し似ている。内部は中間領域よりさらに奥、闇の中にしまわれていて、ほとんどおまけのような感じに見える。人が自由に入れる場所をメインのスペースに担保している建築は、好きだ。目地も破綻なし。装飾に対する考え方も、レンガを互い違いにして模様のようにしたり、柱の下を膨らませたりするだけで、必要な程度をわきまえている。このわきまえているというのはいまだ主観であり説明できないが、初期ロマネスク建築に見られるそれ。円形の池がある小さな中庭も言葉が出ないほどいい場所。人がとどまるスペースではなく、図書室への前庭的存在だが、大きすぎもせず小さすぎもせず、ちょうど良い。この池に張ってあるタイルの色もまたすばらしい。図書館内部は光の取り入れ方がすばらしい。天井のコンクリートの白い面にはハイサイドライトからの光がなめて、側面の小さな開口からは個別に窓ぎわに光が落ちている。内部の照明もほとんど無し。カーンのような大きな丸い開口がきになる。屋上も品が良い。この人は誰の影響を受けているんだろう?図面必見。1回すべてCADで書いて寸法を覚えたいくらい。誰か見つけたらください。私の写真と交換しましょう。この南米旅行で建築家が作った建築としては一番の良品と思う。後ろ髪をひかれながら大学を出て、もうひとつのサルモナの市立図書館へ向かう。レンガ像の巨大な団地のキオスクでポテチとコーラで腹を満たし歩き続ける。広大な公園に到着。人はほとんどいない。入ろうと入り口をたたくが2時から開くという返事。時間がないので外観だけ見て次の作品へ向かうことにする。ガラスが不自然にはめ込まれていて、もとは外部空間だったところを内部にしたのではないかと推測される部分がいくつか見えた。防犯上か何の理由か、残念に思う。タクシーにのり中心部へ。小さい丸いパン菓子を食うがいまいち。横山の新しい靴を買う。店内に照明がついていない。コロンビアの店は従業員が非常に多い。そしてこの靴やには警官までいた。商品の利潤90パーセントくらいなんじゃないと食っていけないんじゃないのか?その後、昼食。肉とポテト。デザートに大量のマンゴー。安くて多くて大満足。ここは人気店だったみたいでラッキー。カフェで一服した後、サルモナの集合住宅に向かう。途中でコロンビアTV局のインタビューに流暢な日本語で答える。グラウンドレベルはお店や広場といった公共空間で、お店の中は塗り壁。ホテルもそうだが、ほとんどの建物が白く内部を塗っているものと思われる。管理人室で一問答して中に入れてもらう。といっても屋上にまでいっただけで部屋の中は見せてもらえなかった。とくに感想なし。事前知識の無さを露呈。屋上からの眺めで、高層建築が少ないことがわかる。町のさらに中心の方へ向かう。人々がわんさかいて、活気があって少し危なそうな雰囲気がよい。毛穴が開いて五感が開く。一つの面白い建築を見つける。建物がスロープにくるまれている建築。内部にもスロープがあり、変則2重螺旋の周りにたくさんの小さな店がくっついている。何故こんな建物ができてしまったのだろう?無駄な場所もなさそうで、設計としては100点満点の建物だと思う。狭いスロープを街路空間のようにうまくアレンジして使っている。マドの無い風通しのよさもよくみえる要因だとおもう。その後歩き続けていたら、たまたまガルシアマルケス文化センターのようなものにたどり着く。おそらくサルモナの作品。円のモチーフを多様。その後彼の作った集合住宅、他の作品を見る。総じて円、円、円というかんじで食傷ぎみ。ディテールが良い。郊外を周り、ホテルへもどり、近くでメシを食って就寝。夕方以降、頭痛がひどく、すぐ寝る。
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2008.12.27(Sat) - 南米旅行日記 2008/12





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