Recently
Archive
Category
Link
Profile


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


--.--.--(--) - スポンサー広告


デニス・ジョンソン ジーザス・サン

カーヴァーを別の場所、別の時間で演じたような。
切実さはなく、楽天さにそれが変わっている。
まるでそうでもない限り、その場所と時間をいきることが出来ないとでもいうように。
そういう意味ではカミュ的だ---全部太陽のせいだ

会話のかみ合わない感じが良い---「緊急」
「教会に行きたいな」とジョージーが言った。
「カウンティ・フェアに行こうぜ」
「礼拝がしたいんだよ。すごく」
「怪我した鷹や鷲がいるんだぜ。動物愛護協会が集めてくるんだ」と俺は言った。
「静かなチャペルがいまの俺には必要なんだよ」

意味が一発ではわかりにくい(時にほとんどわからない)が、凝縮され、激しく光っている、会話やあらすじ以外の部分(俺と俺たちとお前とお前たち、全ての溶解)---「ハッピーアワー」
「俺はピッグ・アリーにいた。そこはもろに港に建った建物で、ぐらぐらの桟橋の上、海に突き出していて、床はカーペットを敷いたベニア板、カウンターは耐熱樹脂だった。雲の天井を通って太陽がじわじわ降りてきて海に火を点け、溶解した光で大きなピクチャーウィンドウを満たし、俺たちはまばゆい霧に包まれて売り買いしたり夢を見たりした。
ファーストアベニューに並ぶ酒場に入っていく人々は自分の肉体を放棄した。そうなるともう、見えるのは俺たちのなかに棲む悪鬼だけだった。たがいに対して悪を為した魂たちがここに集められた。レイピストは強姦した相手に遭い、見捨てられた子供は母親を発見した。けれど何ひとつ癒えはしなかった。銃はすべてのものをそれ自身から隔てるナイフだった。偽りの仲間意識の涙がカウンターの上に垂れた。そしていま、お前は俺に何をしようというのか?何を使って俺を怯えさせようというのか?」

⇒amazon
スポンサーサイト


2015.05.29(Fri) - 書評 2015





/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。