Recently
Archive
Category
Link
Profile


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


--.--.--(--) - スポンサー広告


マーク・ストランド 犬の人生

物語の、登場人物とエピソードの間にある、構成の妙。文章の詩的表現。これら二つがスケッチ的に融合している。
ほとんどの作品において、冒頭の数行は魔法のようだ。簡潔かつ正確に、物語の望む方向へ読み手を導く。

「更なる人生を」「犬の人生」
人や動物に、突然、全くほかの関係のない存在を重ね合わせる。自分と深く結びつけ、話し出してしまう夫と、それを聞いている妻(夫婦の関係だから話せるのかな、聞くしかないのかなという雰囲気・・・)。

「小さな赤ん坊」「水の底で」
純粋に詩的な文章への賛歌。

「ザダール」「殺人詩人」
物語の最後に、フェイントなしの、強烈な一発のストレートパンチがある。一方は暗闇から現れた他人の存在であり、もう一方は死にゆく人の残すメッセージである。それらはいかに人が賢明に事をしようとも、自分の存在が、厳格さが、信念が、跡形もなく消え去ってしまう地平を、みせてくれる。

⇒amazon
スポンサーサイト


2015.05.29(Fri) - 書評 2015





/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。