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切て貼れ


1022

写真美術館へ。所蔵品の中から、よせあつめられた肖像画群が展示されていて、その中にいくつかいいものがあって、階上の附属図書館へいって、気に入った作家たちの写真集をみたが、それらはあまり心に響かなかった。どうやら一枚一枚見ていったほうが面白いようだと思った。

葉巻をとられたチャーチルがおもちゃをとられた子供のような無邪気さをかいまみせている、その背後にすっくとたったヘミングウェイは文庫本のカバーの作家紹介の口絵と全く同じ目つきで風貌で、無名のヒロシマの女の子を左前ににらみ彼女の白くなってしまった眼は見えない空を見上げ、その隙をねらって次のコーナーの影からいたずらをしかけようと悪さをしようとたくらんでいた2人のヤンキーのうち一人は不審をとがめたニューヨーク市警にこの男は本当にぶちぎれているのだという形相で銃口を向けてもう一人はそれをなだめようとしていて、その2ブロック先では観光に訪れた一昔前によく見たような日本人の群がプールサイドの木陰にところせましと陣取っている、つきあたりの路地を入って街区の中心部に面する4階の部屋ではかわいらしい音を立てて切られているピーマンの横でもうひとつのピーマンが最期の輝きを暖色照明によって放っていて、食事用のテーブルの上には果物がつつまれていた新聞紙をメイドが時間つぶしに丸めてひねてつくったモディリアーニのように細身の人形が玉遊びをしている。

ビアホールへ行き恵比寿さんを頼んでソーセージを食べたあと、駅前の薄暗い店でカンパリブラッドオレンジとポテトのポン酢和えを食し話し、3つ先の駅の玉転がし場へ向かいそこでカーブをかけるコツをつかめないまま低調な争いが終わったら、向かいの書店でぐうぜん自分の誕生日の本がぴたりとおいてある偶然に出会い、その道のつきあたりの路地を入ったコーヒーショップで話し、店外を歩き、2人は別れた後そのうち一人は階段を登って家に帰り、もう一人は列車の2駅先から50分歩いて家に帰り、寝ておきて歯を磨いくと机の上には誰が作ったのかおいしそうな朝食がのっていて、40分ほどで到着した映画館ではイチョウの間から芽をだした桜の根本で2人がかなわぬ恋をうれいていて一人は紀州家に嫁ぎもう一人はもののけ姫のように山に帰った。
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2010.10.24(Sun) - 日本日記





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