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0206

まだ日の上らない朝、一番風呂に入る。眼鏡をかけて入ったら、昨日には見えなかったところが見えてきた。目地が執拗に細かく色々な間隔で切られているが、そのディテールはモダニズム風に四角に収めてある。それが少し変に見える。細かい差異はローカルな材料や技術のなせる業で、そういう建物には、必ず誤差が入っているものだと思うが、この建物には、誤差がない。誤差が出そうなものを誤差なしで現代の技術で作るのは一つの商売方法なのだろうが、形がただ四角形のままだと、感動が薄いのも否めない。安藤忠雄のようなドラマチックな空間構成もない。が、この人々を感動させることに媚びてないというところが、スイスっぽい落ち着いたところなのだろうと思う。スイスでは、周辺国にかこまれた中で、海外列強に傭兵として出稼ぎに行って、時にはスイス人同士殺しあうこともあったという。金を持った人に忠誠を誓うゆえの残酷な話だが、スイスの町には、そんな人々をたたえる有名な傭兵の銅像がいくつかあった。ヘルツォークにしろギゴン・ゴヤーにしろ、素っ気無いくらいの建物をスター建築家に作らせる土壌は、雇用の関係の強いプロ意識がさせるものなのだと思う。人は貧しいとなにかとセンセーショナルなことをしたがるものに違いない。イランツまでもどり、カミナダの建物の立つ町へ。小さな集落のところどころに、新しい建物が建っているのが彼の作品。その後サンベネディクト教会へ。雪が吹く道の中を1時間登る。ディテールの美しい小さな船か家のような教会。空間として面白いわけではないが、丹念に作られた様子は伺える。これは見学者がくる場所としては全く想定されていない。内に内に閉じこもっていくような感じ。開口部が少ないからかもしれないが、ガラス張りのファサードにすれば開放感が出るわけでもない。家は家でもこんな家は嫌だと思う。無論教会も。クールへもどる。
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2009.03.12(Thu) - 欧州旅行日記 2009/1・2





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