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0129

このバーゼルのドミトリー安宿は工場をコンバージョンしたものであって、オフィス、レストランなども入っている。そして、その痕跡ともいえる鉄骨仮構がそこかしこに残されている。これらデザイン手法としては納得がいくものであるが、言葉で表現されるほどのインパクトがない空間であるのが実に悲しい。トラムにのって町中心部へ行き、そこからバスに乗ってヴィトラ社へ。車窓から新しい建物が沢山見えて、この町が工業の町であることが確かめられる。小さな関門をくぐり、バスは国境を越える。ヴィトラの見学会はベルギーオースミップ生と偶然出くわして日本人4人であった。最初に見たプルーヴェの作品もよかったが、シザの次に見た、ザハの建物が最も印象にのこった。全く新しい建築との出会いだった。駅のようだ。「船のようだ」という比喩よりも、このファサードの見えない「駅」のプラットフォームに近づいてくる「列車」の気持ちを僕に想起させた。小中高時代のわずかなことしかできない日常のなかで、学校に向かうとき、僕らをピストン輸送した列車の方向性のわずかな興奮を思い出させた。内部の視覚のゆがみ、アップダウンの繊細な効果。内外すべてドローイングの効果そのままに空間が出来上がっている。色々な平行四辺形が組み合わさってたまたまできただけに見える、いわばルールにもとづいた建築なのだが、シュレーダー邸と比較したくなるような、箱からの変形が感じられる建物であった。安藤忠雄のパビリオンは建物を集約して、アプローチを魅せる手法が秀逸。ゲーリーは評価できない。新しく建てられているヘルツウォークのパビリオンもあまりに形態主義的にすぎて、何かを入れこむ建築には見えない。次にピアノ作バイエラー財団美術館へ。きわめて慎重に計算された、均一な天空光の白さがただただ美しく、はっとさせられる。平凡な線形のプランが逆に心地よいほどであった。しかしアプローチも長く(落ち着くアプローチなのだが)、高い塀でかこまれている。余計な気を起こさせないという意味で、もっと町と連続していてもよかったのにとも思う。バーゼル市に戻り、大学を見学しようとするも入れてもらえず。ボッタ作てぃんぐりー美術館へ。ガラクタ機械のティングリーの作品が面白かった。機械がきしむ音は何故こんなにも子供時代を思い出させるのだろう?
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2009.03.03(Tue) - 欧州旅行日記 2009/1・2





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