Recently
Archive
Category
Link
Profile


※このカテゴリーでは、

(李海仁)이해인『오늘은 내가 반달로 떠도』 1983 より、計23編を訳出しています。

スポンサーサイト

2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも


詩人は


どこでも 扉 あけて

たったひとつの 言葉

探しに でかける 人よ


雪 降る だれもいない 森の 冬の木のように

春を 待ちながら 目を覚ましている 人よ


心 落ちつく 言葉の いえは ない

ときには とんでもない ところで

巣を つくる 鳥よ


楽しい 一日でも

少しばかり 調子がわるいようで

心 いためる 人よ


眠りを むさぼりながら

完全には 眠ること なく

詩の 腕を 枕にして


今日も

つらい 巡礼者よ


2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも


私を 呼ぶ 君


登る ときは わからなかったのに

下りてきて 見あげたら

けっこう 高い 山を 私は 越えたんだな


渡る ときは わからなかったのに

また渡ってきて もう一度 見たら

けっこう 長い 川を 渡ったんだな


今は 気楽に 休むことだけ したい

二度と

発たない ことにしたのに


ああ 君


それでも

うごく 山

くねる 川


私を 呼ぶ





2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも


修道女 1


だれの 妻でも ないけれど

だれの 母でも ないけれど

愛する 仕事に

命を かける おんな

その 仕事が 思いどおりに なら なくて

恥ずかしい いらだちを

一生の こぶのように かかえて 生きる おんな


漂白された 洗濯物を 干す

前掛けに いっぱい 空を いれて

ひとりで 野花のように 笑って みる おんな


ときには 孤独の 塩 かごを

頭に のせて

素足で 白い 砂浜を

駆けていく おんな


だれが 何をいおうと

彼と ともに 生きてくことで


世界すべてが 君の ものだと 忘れること なかれ

すべての 人が 君の 兄弟だと 忘れること なかれ



2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも


修道女 2


大も 小も 甕の なかで

誰にも知られず 熟して いく

醤油 味噌 辛子味噌


ときが くる までは

狭苦しくても

隠れて 生きる こと しってるよ


修道院は

ひとつの ばかでかい 甕置台


君も 私も 静かに

甕 なかで はきだす

それぞれの 香りと 色


ときには 溜息つきながら

ときには 歌いながら


自分の 味を だす ときまでは

暗闇 なかで 熟して るよ

たのしく 待ってるよ


2014.03.31(Mon) - 今日は 私が 半月で 浮かんでも





/